L-Acoustics V-DOSC System No.2




1.0 V−DOSCエレメント

Dimension (WxHxD):1300mm x 435mm x 690mm
          (51-2/8" x 17-1/8" x 27-1/8")

 

Weight:108kg(237lbs)


V−DOSCTMのエレメントは縦方向にアレーを組むように設計されたフルレンジのエンクロージャーで、システムの核を成す部分です。 これは波面彫刻技術を具現化したものであり、前に説明したアレー組みの基準を完全に満たすことを可能にしています。 それが可能なのは、2つのコンプレッションドライバーに別々に負荷をかけるために各エンクロージャーで2台使用しているDOSCウェーブガイドがあるからです。 エンクロージャーの台形の形状が、スタッキング、運搬、取り扱いを容易にしています。 保護と運搬の両方の目的のため、フロントドリー(台車)ボードが用意されています。 V−DOSCエレメントは、キャタピラ状のアセンブリーの中にバンパーフライングシステムの吊りポイントを延長した、ビルトインのフライングハードウエアを含んでいます。
V−DOSCのアレーを飛ばすのは非常に簡単で作業時間も短時間で済み、安全です。 外付けパーツとして唯一必要なのは、アレー内の隣接エレメント間の角度調整に使用するアングルストラップです。 V−DOSCエレメントは、8ピンのバヨネットロッキングタイプのコネクターの付いたケーブルでアンプラックに接続します。 エレメントは、同じタイプのコネクターの付いたケーブルコネクティングストラップを使ってパラレルにすることができます。(各V−DOSCエレメントにはコネクターソケットが二つ付いています。)
エンクロージャーは別々に接続された15インチベースドライバーx2、直列/並列に接続された7インチのミッドレンジドライバーx4、直列に接続された2インチのコンプレッションドライバーx2で構成されています。 エンクロージャーは3ウェイの設計ではありますが、4つのアンプチャンネルでドライブします。 すべてのドライバーは耐候性です。
V−DOSCアレーの帯域幅は40Hzから20kHzです。 ロックンロールのアプリケーションではSB218サブウーハーの使用をお勧めします。 これを使用することによって30Hzより下の帯域にレスポンスを広げるだけでなく、非常に低い周波数帯においてヘッドルームを大幅に増やすことができます。

1.01 V−DOSCエレメントの仕様
これは単独のエレメントの仕様です。 V−DOSCアレーのパフォーマンスは複雑な音のカップリングの結果ですので、以下のデータはシステムパフォーマンスとは別のものです。

周波数レスポンス
周波数レスポンス(+/-3 dB) 50 Hz - 18 kHz
使用可能な帯域(-10 dB) 40 Hz - 20 kHz
SB218を使用した場合のフルシステムの帯域 30 Hz - 20 kHz

指向特性(-6dB)
水平方向 対称90。
垂直方向 一つのエレメントに対しての定義なし

システムデータ フラットスタッキングの場合のパーマネント(常時)アウトプット
エンクロージャー1つ 136dB、1m同等
エンクロージャー2つ 140dB
エンクロージャー4つ 144dB
エンクロージャー8つ 147dB

テクノロジー
LF 15インチ防水コーンベースリフレックスx 2、3インチボイスコイル
MF 7インチ防水コーンベースリフレックスx 4
HF 2インチドライバーx2、特許取得DOSCウェーブガイド&ホーン

解説
材質 バルト海産樺の合板 角は目塗り・ネジ止め
仕上げ      RAL8019マロングレイ構築ポリウレタングリル、黒のエポキシ樹脂穴あき
            スチールで無煙炭オープンセルフォームコーティング
特徴 フライングハードウエア、ハンドル

**スピーカー図面は、ここへ!!**

1.2 SB218サブウーハーエレメント

Dimension (WxHxD):1300mm x 550mm x 830mm
          (51-2/8" x 21-5/8" x 32-5/8")

 

Weight:108kg(237lbs)

ほかの使い方をする場合もあるかもしれませんがSB218サブウーハーエンクロージャーはV−DOSCやARCSを補うために設計されたもので、V−DOSCシステムとの最高の適合性を持っています。 V−DOSCエレメントとSB218のフェーズ機能は80 ̄200Hzでは等しく、最高のカップリング/クロスオーバー機能を実現しています。 エンクロージャーはBass−Reflexタイプで、大型信号のダイナミック機能を強化するラージエリアポートを備えています。 LFレスポンスは単独エンクロージャーの場合で下が30Hzまで、そしてエンクロージャーをカップリングした場合にはそれよりも下まで広がります。
コネクターは4ピンのスピーコン(NL4)で、これはサブケーブルを経由して接続しなくてはなりません。 エンクロージャーは並列接続された18インチドライバーx2で構成されており、インピーダンスは4オームです。 

1.21 SB218サブウーファーエレメントの仕様

周波数特性
周波数特性(+/-3dB) 30 Hz - 200 Hz
使用可能な帯域(-10 dB) 25 Hz - 250 Hz

指向特性(-6dB)
Omnidirectional

テクノロジー
18インチコーンベースリフレックスx2、4インチボイスコイル

解説
材質 バルト海産樺の合板 角は目塗り・ネジ止め
仕上げ RAL8019マロングレイ構築ポリウレタングリル、黒のエポキシ樹脂穴あき
  スチールで無煙炭オープンセルフォームコーティング
特徴 フライングハードウエア、ハンドル

**スピーカー図面は、ここへ!!**


 今回は、V-DOSCとSB218のSP関係のデータです。特にV-DOSCのユニット構成が理解して頂ければ幸いです。また、V-DOSCを上下に組み合わせたときの特性をも考えた設計になっています。(当たり前ですが、、、)
 これらのSPを制御するプロセッサーは
XTA Electronics DP226を使用しているようです。詳しいスペックはDP266のマニュアルを見てください。(V-DOSC+SB218との組み合わせ時のパラメータは、提供されるようです。)
 次回は、V-DOSCのフライングシステムを予定してます。

 次回を楽しみに!!


上記の貴重な資料は、ベステックオーディオ(株)からの提供です。

より多くの人達がこのSYSTEMを理解して頂ければ幸いです。

貴重な文献に対して感謝いたします。有り難うございます。




資料提供先

ベステックオーディオ株式会社
〒130 東京都墨田区緑4丁目25−5 TEL03−5600−3685 FAX03−5600−3687


**質問、感想等が有りましたら、BBS Board もしくは、

                  こちらへast@ast-osk.comまでお願いいたします。**


Back


Copyright(c) 1998-2001 AST Inc. All Rights Reserved.